錦織下し感慨…ツォンガ「愛してる」コートに感謝のメッセージ

[ 2015年6月3日 07:15 ]

錦織との激闘を制し、コートに”Roland Je t’ aime”の文字を書いたツォンガ(AP)

全仏オープンテニス男子シングルス準々決勝 錦織圭―ジョーウィルフリード・ツォンガ

(6月2日 ローランギャロス)
 テニスの全仏オープン男子シングルス準々決勝が2日に行われ、世界ランキング15位のジョーウィルフリード・ツォンガ(30=フランス)が第5シードの錦織圭(25=日清食品)を6―1、6―4、4―6、3―6、6―3のフルセットで破った。

 試合を終えたツォンガはコートに足で文字を書き始めた。「Roland Je t’aime(愛してるローランギャロス)」と自分を励まし、応援してくれた地元ファンへの感謝を表した。最後は自分が「t」の文字のところに仰向けに寝て、メッセージは完成。ツォンガは「以前からずっとやりたかったんだ。試合が終わって“よし、やろう”と思ったんだよ」と明かした。

 全仏では01年に3度目の優勝を飾ったグスタボ・クエルテン(ブラジル)が、決勝の後にコートにハートマークを描き、その中央に大の字になって喜びをかみしめたことがある。それを思い起こさせる粋な喜びの表現。準々決勝ではまだちょっぴり早い気もするが、2セットアップから予想外のアクシデントによる中断を挟んで追いつかれ、最終セットで競り勝った勝利はそれだけ感慨深かったのだろう。

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