スイス勢対決に完敗…勝者称えるフェデラー「信じられない出来」

バブリンカ（右）に敗れたフェデラー（ＡＰ）

全仏オープンテニス男子シングルス準々決勝 ロジャー・フェデラー―スタン・バブリンカ

（6月2日 ローランギャロス）
　第２シードのフェデラーは、昨年の全豪オープン王者で第８シードのバブリンカとのスイス勢対決で４―６、３―６、６―７でストレート負け。３３歳は潔く完敗を認めた。同じスイスのバブリンカに屈し「信じられない出来だった。フォアとバックハンドの質が素晴らしく、全仏でも勝てるチャンスがある」と勝者をたたえた。

　過去１６勝２敗と相性のいい相手に、四大大会で初の黒星を喫した。ノータッチの決定打はバブリンカの４３本に対して２８本にとどまった。３年ぶりの４強進出を逃したものの「昨年よりテニスの内容自体は悪くない」と受け止め、得意の芝のシーズンへ「前向きな気持ちで挑みたい」と誓った。（共同）