同学年の松山&遼に追いつきたい 小袋66急上昇4位

[ 2015年4月18日 05:30 ]

初日68位から4位に浮上した小袋

男子ゴルフツアー 東建ホームメイト・カップ第2日

(4月17日 三重県桑名市 東建多度カントリークラブ・名古屋=7081ヤード、パー71)
 主催者推薦で出場する小袋秀人(23=戸塚CC)がこの日のベストスコア66で、首位と2打差の4位に浮上した。強風の中、ハーフショットを駆使して1イーグル、6バーディー、3ボギー。自己ベストを1打更新し通算5アンダーに伸ばした。I・J・ジャン(42=韓国)が通算7アンダーで単独首位に立ち、昨年の大会覇者、宮里優作(34=フリー)は通算6オーバーで予選落ちした。
【第2R成績】

 松山、石川世代の一人が勢いよく飛び出した。小袋が自己ベストを1打更新する66をマーク。68位から4位へと急浮上し「昨日のミスを取り戻せた」と喜んだ。1メートル83の体格で、1Wの飛距離は300ヤード。だが昨年は5試合に出場し3試合で予選落ちした。「風の日は良くない。フルショットにこだわる必要はない」と考え方を改めた。グアムでのオフの合宿では1ヤード刻みのコントロールショットを重点的に練習。イーグルを奪った直後の451ヤードの最終18番パー4ではピンまで110ヤードの第2打はPSでハーフショットをして、1・5メートルにピタリとつけた。特訓の成果が出たバーディー締めになった。

 同学年の石川とは中学から、松山とは高校からの知り合い。「意識せざるを得ない2人」に刺激され、12年に日本アマを制した後、プロ転向した。とはいえ主戦場は下部ツアー。「僕は僕のやり方でやりたい。まずはシード獲得」。最終日は24歳の誕生日。ビッグ2とは違う軌跡でのし上がる。

 ◆小袋 秀人(こぶくろ・ひでと)1991年(平3)4月19日、神奈川県出身の23歳。5歳からゴルフを始め、日大を中退後、12年日本アマ優勝。同年11月にプロ転向し、13年1試合、14年は5試合に出場。最高成績は14年ANAオープン28位。得意クラブは2I。1メートル83、80キロ。

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