琴乃23歳誕生日祝う「ショットとパットかみ合った」2位発進

[ 2015年4月18日 05:30 ]

1番、ティーグラウンドで笑顔を見せる香妻

女子ゴルフツアー KKT杯バンテリン・レディース第1日

(4月17日 熊本県菊池郡 熊本空港カントリークラブ=6452ヤード、パー72)
 好発進で自らを祝った。23歳の誕生日を迎えた香妻琴乃(サマンサタバサ)が4バーディー、1ボギーの69で回り、首位に1打差の2位につけた。68をマークした菊地絵理香(26=オンワードホールディングス)が首位。昨年、ツアー史上最年少優勝記録を打ち立てたアマチュアの勝みなみ(16=鹿児島高2年)は4ボギーの76で62位と出遅れた。
【第1R成績】

 自らの23歳のバースデーを祝うかのように香妻がリーダーボードの上位で輝いた。「きょうはショットとパットがかみ合って(スコアが)まとまってくれた」。納得のラウンドに愛らしい笑顔を咲かせた。5番で残り126ヤードの第2打を9Iで3メートルにつけてバーディーを先行させた。1アンダーで迎えた14番では残り116ヤードをPWで50センチにピタリとつけてバーディー。最終18番パー5は97ヤードの第3打を52度のウエッジでピン奥2・5メートルにつけてバーディーで締めくくった。

 昨年は賞金ランク19位に入り、初の賞金シードを獲得した。しかし、慢性的な腰痛に悩まされており、万全の状態とはいえない。先週のスタジオアリス女子オープンは「天気が悪く寒かった」と患部が痛みだした影響もあり予選落ちした。しかし、今週は比較的暖かく、「体が軽いし、まったく痛みはない」。思うように体を動かせていることもスタートダッシュにつながった。

 ツアー未勝利ながらアイドルばりのルックスで人気を集めている美人プロ。しかし、トーナメント開催中でも毎日、宿舎で背筋を中心とした体幹トレーニングを1時間、さらにマッサージなど患部のケアを1時間行う根性娘でもある。

 この日、ファンからは「誕生日おめでとう」と何度も声を掛けられた。4月の誕生石はダイヤモンド。20歳の誕生日には両親からダイヤモンドのネックレスをプレゼントされ、今も大事にしているという。昨季はサマンサタバサ・レディース、ミズノクラシックでプレーオフに進出したが、惜しくも優勝には届かなかった。キラキラ輝くダイヤの原石が、今度こそ悲願の初優勝をつかみ取る。

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