マラソン日本記録で褒奨金1億円!藤原新「現役の間でラッキー」

[ 2015年3月31日 05:30 ]

 日本実業団陸上競技連合は都内で会見し、20年東京五輪に向けたマラソン強化策「プロジェクト・エクシード」の詳細を発表した。実業団登録の有無にかかわらず、日本新記録が公認された日本人選手に、褒奨金1億円、実業団登録選手に限り、監督・チームにも5000万円が授与される。レースは、国内外を問わない。

 また実業団選手に限ったマラソン日本記録挑戦奨励制度では指定の国内7大会(予定)で男子は2時間7分、女子は2時間22分を切った選手に1000万円が授与されるなど褒奨の対象となる。男子は02年に高岡寿成が出した2時間6分16秒、女子は05年に野口みずき(シスメックス)が樹立した2時間19分12秒が日本記録として残っている。

 同プロジェクトは7月の実業団連合の一般財団法人化後に開始され、20年東京五輪まで資金が続く限り実施予定。現在の資金は駅伝などの放送権料の剰余金の蓄積で1度の日本記録分1・5億円を拠出。今後はスポンサーの協賛を募る。ゲストとして登場したロンドン五輪男子代表の藤原新(33=ミキハウス)は「現役の間にチャンスを頂いてラッキー」と話した。また、マラソン以外の各種目については「プロジェクト・プロシード」を創設し、年内に具体的な支援策を決定する。

続きを表示

2015年3月31日のニュース