錦織 カナダのポシュピシル下し日本1勝1敗のタイに

[ 2015年3月7日 11:31 ]

ポシュピシルを下しガッツポーズを見せた錦織(AP)

 男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ1回戦の日本―カナダが6日、バンクーバーで開幕し、シングルスの第2試合で、日本のエースで世界4位の錦織圭(日清食品)は第2試合で世界62位のバセク・ポシュピシルを6―4、7―6、6―3で下し、対戦成績を1勝1敗とした。

 第1セットは3―3からの第7ゲームを錦織がブレークし、6―4で取り、第2セットはタイブレークの末、錦織が連取。第3セットは3―2からの第6ゲームをブレーク。次のゲームでこの試合初めてサービスゲームをブレークされたが、第8ゲームではまた錦織がブレークし、そのまま押し切った。

 第1試合で世界ランキング85位の伊藤竜馬(北日本物産)が、世界6位のミロシュ・ラオニッチと対戦し、2―6、1―6、2―6で敗れた。

 2日目のダブルスは添田豪(GODAITC)、内山靖崇(北日本物産)組がポシュピシル、ダニエル・ネスター組と対戦。最終日は、錦織がラオニッチ、伊藤がポシュピシルと対戦する。

 ▼植田実・日本代表監督の話 伊藤にもう少し食い下がってほしかったが、錦織が厳しい試合で踏ん張ってくれた。錦織の対応能力はあらためてすごいと思った。

 ▼ローレンドー・カナダ代表監督の話 両チームのナンバーワン選手がいいプレーをした。ポシュピシルは錦織相手によくやった。第2日のダブルスが大事な試合になる。

 ▽デ杯(デビスカップ)1900年に始まった男子の国別対抗戦。81年から始まったワールドグループ(WG)は16カ国で構成。下部は3地域に分かれた4部制。WG1回戦の敗戦国は入れ替え戦に回る。日本はWG制になってからは今回が5度目の本戦で、昨年初めて8強入りした。5セットマッチで行われシングルス4試合、ダブルス1試合の計5試合で戦う3戦先勝方式。

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