錦織リターンでカナダ攻略「どうプレーすればいいか分かる」

[ 2015年3月7日 05:30 ]

デ杯の日本―カナダ戦のシングルスで対戦する(左から)伊藤竜馬、錦織圭、ミロシュ・ラオニッチ、バセク・ポシュピシル

 男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ(WG)1回戦の日本―カナダが6日(日本時間7日朝)にカナダのバンクーバーで開幕する。エースの錦織圭(25=日清食品)は約2時間、調整を行い、個人コーチのマイケル・チャン氏が見守る前でリターン練習に時間を割いた。

 会場の室内コートは球足が速く、ミロシュ・ラオニッチ(24)らサーブ力があるカナダに有利な環境だが、「ここのコートでのリターンはタフだが、どうプレーすればいいかは分かっている」と攻略に自信を示した。

 組み合わせは5日に決まり、世界ランク4位の錦織は初日の第2試合で同62位のバセク・ポシュピシル(24)と対戦する。第1試合では同85位の伊藤竜馬(26=北日本物産)が同6位のラオニッチに挑む。日本のWG、アウェー戦は04年のチリとのプレーオフ以来。それでも錦織は「気持ちをしっかりもって集中して戦いたい」と力を込めた。

 ▽デ杯(デビスカップ)1900年に始まった男子の国別対抗戦。81年から始まったワールドグループ(WG)は16カ国で構成。下部は3地域に分かれた4部制。WG1回戦の敗戦国は入れ替え戦に回る。日本はWG制になってからは今回が5度目の本戦で、昨年初めて8強入りした。5セットマッチで行われシングルス4試合、ダブルス1試合の計5試合で戦う3戦先勝方式。

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