東亜学園バレーボール部 小磯靖紀監督が急死、53歳 春高3度制覇

[ 2014年11月17日 11:57 ]

 東亜学園(東京都)のバレーボール部監督を務め、名将として知られた小磯靖紀(こいそ・やすのり)さんが16日未明、心筋梗塞のため亡くなったことが17日、分かった。53歳。来年1月に行われる春高バレー出場決定翌日の悲報だった。20日に通夜、21日に葬儀・告別式が行われる。

 1986年から東亜学園バレーボール部コーチを務め、2001年に監督就任。07年に春高バレー優勝。「ミラクル東亜の再来」と呼ばれた。同年のインターハイも制し、春夏連覇を達成。08年には春高バレー2連覇を成し遂げた。監督生活14年間で、春高バレー出場12回、優勝3回を誇る。

 東亜学園は15日に東京・墨田総合体育館で行われた東京都最終代表決定戦(3位決定戦)で東洋に2―1で逆転勝ちし、10年連続31回目の春高バレー切符を手にした。この日夜に自宅で突然倒れたという。

 小磯さんは英語教諭としても授業を受け持っていた。17日朝の全校集会で死去が伝えられると生徒たちは大きなショックを受けていたという。同校は小磯さんの多大な貢献を称え、告別式は準学校葬の形で職員らが校旗とともに参列、当日に全校で黙とうを行う予定。

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2014年11月17日のニュース