16年リオ&20年東京五輪へ新星!岩出玲亜、10代日本最速で3位

[ 2014年11月17日 05:30 ]

父・輝重さん(左)、母・綾子さん(右)とともにピースする岩出

横浜国際女子マラソン

(11月16日 山下公園発着)
 19歳の岩出玲亜(ノーリツ)が初マラソンで高いポテンシャルを見せつけた。ペースメーカーが設定よりも速いタイムで引っ張る中、積極的に追走。37キロ付近で力尽きたものの、2時間27分21秒の日本女子10代最速記録をマークした。「楽しかったです!」。左手甲にペンで書き込んだ「笑」「粘れ」「我慢」の文字を見て激走した。

 三重県出身で駅伝の名門、愛知・豊川高からノーリツに入社。伯父にラグビー・帝京大の岩出雅之監督を持つ。憧れは同じ三重出身の04年アテネ五輪金メダリスト・野口みずきだ。アテネをテレビで観戦して感動、父・輝重さん(45)の願いもあって、マラソンランナーを志した。

 日本人2位のため世界選手権代表入りは厳しいが、低迷続く女子マラソン界に希望の光をともした。次戦のマラソンについては「ヒミツにします。走りたいと思った時しか頑張れないんで」と小悪魔っぽく笑う。16年リオデジャネイロ、そして20年東京五輪へ、楽しみな新星が現れた。

 ▼帝京大ラグビー部・岩出監督 立派やな。こそっと喜んでいました。“(レースへ)不安になる”と言っていたので“中身を楽しめるようなレースにすればどうか”と(家族を通じて)話しました。勝ち気で向かっていく気持ちの持ち主。応援しています。

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2014年11月17日のニュース