トレカは錦織時代到来!人気急騰、緊急発売パック即日完売

[ 2014年9月11日 07:50 ]

錦織圭の全米オープン決勝進出を記念しミント新宿店が限定発売したテニスのトレーディングカードセット「ラッキーパック」の再現例。錦織のシングルカードが必ず1枚付き、限定20パックは即日即完

 テニスの全米オープンで錦織圭が準優勝したことを受け、錦織のトレーディングカード(トレカ)人気が急騰している。都内のトレカ専門店では決勝前日の8日に急きょ発売した錦織のカード入りパックが即日完売。ネットオークションではサイン入りカードが大会前の約4倍となる1枚約2万円で落札されるなど、業界内では「テニス選手のトレカでは錦織時代が来ている」という声が上がっている。

 トレーディングカードは、国内外のスポーツ選手や人気ゲームキャラクターなどが使われたカード。野球とサッカーが人気を二分している日本のスポーツトレカ業界に、「エアK」が旋風を起こしている。

 大手トレカ専門店「ミント」新宿店(東京都)は錦織の全米オープン決勝進出を記念し、8日からカードセット「ラッキーパック」(1000円)を20パック限定で発売。過去に発売された錦織のカードが必ず1枚含まれていることに加え、海外トップ選手の希少価値の高いカードなどが封入されており、即日完売した。また、錦織だけのカードを集めた30枚1セットの商品は従来価格の1・5倍となる1500円に値上げしたにもかかわらず売れたという。

 同店によると、テニス選手のトレカが日本で人気になったのは、女子テニスのマリア・シャラポワ(ロシア)が登場した約10年前から。男子ではロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)が収集家の間で価値が高く、往年の選手ではアンドレ・アガシ(米国)も人気だというが、ここに割って入ってきたのが錦織。「テニス選手のトレカは、(日本では)これから錦織が主流になってくると思う」と錦織時代の到来を予言した。

 一方、国内外のネットオークションに目を移しても、錦織トレカは価格が急騰している。ヤフオク!では、3000円からスタートした直筆サイン入りのトレカ1枚に23人が入札。全米オープン決勝に駒を進めた7日に2万3500円の高額で落札された。同じく、米イーベイでは決勝当日にサイン入りトレカ1枚が190ドル(約2万円)で落札されたが、これは7月に同じカードが落札された時の約4倍の価格。快進撃とともに関連企業の株価が上がったことも話題になった錦織は、トレカファンの心もワシづかみにしている。

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