あと10秒…土性、涙止まらぬ銀 世界一倒すも「意味ない」

[ 2014年9月11日 05:30 ]

女子69キロ級準決勝 ロシア選手(手前)を攻める土性沙羅

レスリング世界選手権第3日

(9月10日 ウズベキスタン・タシケント)
 女子69キロ級の決勝残り10秒を切って逆転を許し、土性の金メダルの夢がついえた。

 2回戦では昨年準決勝で苦杯を喫したウクライナ選手に雪辱し、準決勝では72キロ級のロンドン五輪女王ボロベワ(ロシア)に逆転勝ち。ところが、大会前に痛めた左膝の状態は思わしくなく、決勝の第1ピリオドで再び左脚に痛みが走ったという。「世界一を倒しても優勝しないと意味がない」と涙が止まらない19歳は「来年に向けて頑張ります」と話すのが精いっぱいだった。

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2014年9月11日のニュース