嘉風 イタリア感じる新化粧まわしに感激「魅せる相撲とる」

[ 2014年9月11日 05:30 ]

必勝祈願を行った嘉風

 秋場所(14日初日、両国国技館)を控える大相撲の西前頭3枚目・嘉風(32)が10日、東京・渋谷の明治神宮で化粧まわしの奉納と必勝祈願を行った。

 化粧まわしは、愛用するイタリア発のマットレス「マニフレックス」の日本・アジア総代理店、フラグスポートの山根崇裕社長(74)から贈られたもの。フィレンツェのドゥオモ(大聖堂)をイメージし、イタリアのマニフレックス社がデザイン、京都の名工の手でつくられた逸品だ。嘉風は「十両になった時以来の新しい化粧まわし。デザインもいいですね。フィレンツェにも行ってみたい。妻には“引退したらね”って言っています」と笑顔を見せた。

 先場所では横綱・日馬富士を肩透かしで破り、32歳3カ月27日で初金星を獲得した。年6場所制となった1958年以降では最年長記録。五月場所に新三役となったベテランは「最近はテニスやボクシングを見て心を打たれた。負けても拍手をもらえるなんて、本当のプロだと思う。自分も魅せる相撲をとりたい」と意気込んだ。

 そんな嘉風はこの日、マニフレックスのアドバイザーに就任したことも発表された。睡眠時無呼吸症候群を抱えるため眠りの浅い時期もあったが、同社製品を使用してから解消された。「よく寝られるし、寝違えたり絶対しない。空腹でも相撲はとれるが、睡眠不足だと怖くてとれない。迷いなく立ち会いの一歩を踏み出すためには、確かに熟眠したという安心感が不可欠」と感謝した。

 体重145キロの嘉風が熟眠できる商品とあって、その耐久性など性能の高さは折り紙つき。今後は同社のCM、カタログ、ポスター、公式サイトなどに登場し、眠りの大切さを伝えていくという。山根社長は「とてもまじめでレベルの高い方。前途洋々だと思う」と大いに期待していた。 

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2014年9月11日のニュース