松山 8バーディーで浮上、充実感漂う「今年一番いい感覚」

[ 2014年9月1日 05:30 ]

ドイツ銀行選手権第2ラウンド バンカーショットを放つ松山英樹。通算イーブンパーで44位

USPGAツアー ドイツ銀行選手権第2日

(8月30日 米マサチューセッツ州ノートン TPCボストン=7216ヤード、パー71)
 65位から出た松山英樹(22=LEXUS)は8バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの69で回り、通算イーブンパーの142で首位と8打差の44位に浮上した。石川遼(22=CASIO)は71と伸ばせず、通算7オーバーの91位で予選落ちした。68をマークしたジェーソン・デー(26=オーストラリア)ら2人が通算8アンダーで首位に並んだ。

 2つのダブルボギーは痛かったが、8バーディーを奪った松山の表情には充実感が漂った。2つ伸ばしてイーブンパーの44位とし「途中からいい感じで振れた。今年一番いい感覚が出たと思う」と胸を張った。

 インスタートの序盤は11、12番で連続ボギーとつまずいたが、すぐに修正し、次々とピンに絡めた。15番で2メートル、16番で4メートルにつけて2連続、さらに1Wも安定した18番からは3連続バーディーを奪った。暗転したのは1アンダーで迎えた3番。60センチのパーパットがカップに蹴られ、返しも外してダブルボギー。さらに6番でも1メートル弱から2度カップに蹴られてダブルボギーを叩き、3オーバーまで落とした。「ポンと打てば入る距離。なんで入らないのか分からない」と構えるまでが不自然に早くなるほどリズムの狂いが見て取れた。

 それでも終盤にはこの日2度目の3連続バーディーで予選落ちの危機から脱出。「たくさんバーディーを取ることでリズムが良くなる」とプラス面を強調した上で、残り36ホールに向け「諦めずにプレーする」と8打差の首位を見つめた。

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2014年9月1日のニュース