川内 フルマラソンから中8日で40キロ走も「メリット」

[ 2014年9月1日 18:41 ]

オーストラリア・パースから帰国した川内

 合宿の40キロはレースよりも熱くなる!?今秋のアジア大会(韓国・仁川)の男子マラソン代表・川内優輝(27=埼玉県庁)が1日、オーストラリア・パースで行われた「シティ・トゥ・サーフ」から成田空港に帰国。28日の出発時は航空機が遅れたが、帰路でもトラブルに見舞われて、羽田空港着の予定が成田空港着になった。

 アジア大会前最後のフルマラソンとなる「シティ・トゥ・サーフ」フルマラソンの部を2時間12分55秒で制した川内は、9日には北海道・士別で日本陸連のナショナルチーム(NT)合宿で40キロ走に参加する。7月のゴールドコースト・マラソンでは川内が2時間11分27秒で3位だったが、NTの黒崎拓克(29=コニカミノルタ)は2時間19分12秒で10位に終わった。当時、川内は「NTの人がボロボロにやられている!国を代表するチームの人がこれでいいのか!」と話していた。

 川内がひそかに注目していた8月31日の北海道マラソンでも、NTの酒井将規(28=九電工)は2時間17分34秒で4位。陸連合宿にはもちろん黒崎、酒井も参加予定だ。「NTのメーンイベントであり、メリットですからね、いろんな選手と40キロ走をできるのは!」と川内。フルマラソンから中8日での40キロ走は公務員ランナーにとっても未体験ゾーンだが、NTでも存在感を見せつける。

続きを表示

2014年9月1日のニュース