緊張感漂う新大関・豪栄道「すごく気が引き締まる」

[ 2014年9月1日 17:01 ]

 大相撲秋場所(14日初日・両国国技館)の新番付が発表された1日、7月の名古屋場所後に大関へ昇進した豪栄道が東京都足立区の境川部屋で記者会見し、新大関場所に向けて「常に勝ちを求められる地位でプレッシャーはある。すごく気が引き締まる」と緊張感を漂わせた。

 名古屋場所の終盤に左膝半月板を痛め、8月の夏巡業を休んで治療を重ねた。既に立ち合いの当たりを確認する稽古をこなしており「日に日に回復している。焦っていい経験をしたことがないので、しっかり治すことだけを考えていた」と説明。近日中に相撲を取り始める意向だ。

 モンゴル勢の3横綱に対抗する日本人3大関の一員として、久々の和製力士の賜杯獲得を期待される。「強い気持ちで取った方がいい結果になると(12勝の)名古屋で分かった。優勝を目指して精いっぱいやるだけ」と強気に話す。

 昇進伝達式から1カ月余りで、大関と呼ばれることに慣れてきたという。国技館への場所入りの際、大関以上の特権で地下駐車場に乗り入れることができ「新弟子のころから、かっこいいなと思っていた。すごくうれしい」と話し、表情を緩めた。

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2014年9月1日のニュース