バドミントン会場変更案に懸念 20年五輪で9月に協議へ

[ 2014年9月1日 08:29 ]

 世界バドミントン連盟(BWF)のホイヤーラーセン会長は8月31日、2020年東京五輪・パラリンピックの会場計画見直しで、調布市の「武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称)」で実施する案について「選手村からの移動距離に大きな問題がある」と懸念を示した。9月に大会組織委員会と協議し、最終判断を下す考えを明らかにした。

 東京都は臨海部に新設予定だった会場建設をコスト削減のために中止する計画で、日本協会も同意した。しかし、同会長は調布市の施設が選手村から20キロ以上離れる問題を指摘し「選手の立場を考えると都心エリアが望ましい。ベストな施設を選択したい」と述べ、国際オリンピック委員会(IOC)の担当者とも相談する意向を述べた。

 BWFのルンド事務局長は「五輪レーンの設置で移動時間を短縮できる情報も聞いている。実際に現地を視察しないと判断できない」と話した。(共同)

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2014年9月1日のニュース