米59点差圧勝発進 男子バスケW杯開幕、第2Q何と2失点

[ 2014年9月1日 05:30 ]

 男子バスケットボールのW杯(世界選手権から改称、参加24カ国)が30日にスペインで開幕し、2大会連続5度目の優勝を狙うC組の米国は114―55で初出場のフィンランドに圧勝。旧世界選手権と五輪を合わせて通算55連勝を飾った。優勝候補の地元スペインも90―60でイランに快勝。強豪クロアチアと対戦したB組のフィリピンは昨季NBAネッツでプレーしたアンドレイ・ブラッチ(28)の28得点12リバウンドを挙げる活躍で善戦したが、延長の末に78―81で敗れて金星を逃した。

 米国の第2Qの失点はフリースロー2本のみ。1Qは10分でNBAより2分短いとはいえ、前代未聞の“完封”寸前だった。ガードとして先発したカリー(ウォリアーズ)が「点差に関係なくプレーに集中するように指示を受けていた」と語ったように、どの選手もエンジン全開。膝の故障を抱えるローズ(ブルズ)も12得点で、無難な滑り出しとなった。ジョージ(ペイサーズ)が足の骨折、デュラント(サンダー)が辞退と先発予定の2人が代表から外れたが初戦は順当勝ち。59点差の勝利は米国代表にとって大会史上2番目の大差となった。

 ≪最大は79点差≫旧世界選手権での米国の最大得点差勝利は90年大会(アルゼンチン)の韓国戦(146―67)で記録した79点。なお今大会の現役NBA選手は45人(うち米国は12人)でこれは史上最多。

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2014年9月1日のニュース