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白鵬 遠藤吹っ飛ばした!貫禄の横綱相撲で全勝キープ

[ 2014年5月20日 05:30 ]

白鵬が押し出しで遠藤を下す

大相撲夏場所9日目

(5月19日 東京・両国国技館)
 横綱・白鵬がホープの平幕・遠藤を一気に押し出し、全勝で単独トップを守った。自ら「横綱相撲」と表現する完勝だった。大関・稀勢の里は小結・嘉風を寄り倒して、1敗をキープ。新横綱・鶴竜は関脇・栃煌山に敗れて早くも3敗目を喫した。
【9日目取組結果】

 電車道の見本だ。よーいドンで、気付けばゴール。白鵬が立ち合いで最も得意とする右を差した時点で、9連勝は決まったようなものだ。一気に押し出した遠藤の体は土俵下に転げ落ち、控えていた栃煌山の胸でやっと止まった。支度部屋では淡々とした顔つきで、言い切った。

 「まあ、横綱相撲を見せたということじゃないかな」。4日目に鶴竜を破り初金星を獲ったホープとの注目の一番が組まれたこの日は、平日にもかかわらず満員御礼。格の違いを見せつけるには絶好の舞台が整っていた。

 この日の朝稽古の時点で「遠藤関には期待しているんだけどね」と、すでに余裕たっぷりだった。以前から、金星を狙われる自らの存在を、将来を切り開く意味も込めて「金の扉」と表現。しかし、遠藤がその扉に手を掛けているかと聞かれると首をかしげた。「まだまだじゃないかな。まず三役に上がらないと」。その宣言通りに門前払いした形の相撲。涼しい顔で引き揚げてきた支度部屋では「遠藤“くん”は進化していると思います」と、相手の呼び方まで変わってしまった。

 もちろん、これだけの自信の裏には周到な準備がある。朝稽古では短い時間ながら、遠藤が得意とする相手の左差しを防ぐ稽古もやった。実力に溺れての勝利宣言では決してない。

 北の湖理事長(元横綱)も、この強さに「立ち合いで前に持っていっている。初めて見た、あんな相撲」と脱帽した。全勝Vなら幕内通算勝利数が史上4位・大鵬の746勝に並ぶ。それについては「ありがとうございます。頑張ります」と謙虚な返答。もはや白鵬の敵は、記録だけになろうとしている。

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