夏場所前の稽古総見 新横綱・鶴竜はまずまずの仕上がり

[ 2014年4月29日 11:33 ]

稀勢の里(手前)と稽古する鶴竜

 大相撲夏場所(5月11日初日)の横綱審議委員会(横審)による稽古総見が29日、東京・両国国技館で一般に無料公開で行われ、新たに昇進した鶴竜に白鵬と日馬富士を合わせ、13年ぶりに3人に増えた横綱陣は順調な調整ぶりを披露した。観衆は7年ぶりに8千人に届き盛況だった。

 2連覇を狙う鶴竜は日馬富士、大関稀勢の里と14番取り9勝。引き技もあったが、素早い動きが目立った。29度目の優勝を目指す白鵬は新小結嘉風や人気の遠藤らと16番取り、圧倒した。

 稀勢の里は鶴竜、日馬富士に11番挑んで2勝。遠藤は白鵬に4番胸を借りた以外の7番は、まずまずの出来だった。

 横審の内山斉委員長(読売新聞グループ本社顧問)は「鶴竜はいいと思う。長持ちする横綱になるんじゃないか。白鵬は疲れないようにやっていた」と印象を語った。

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2014年4月29日のニュース