エース水谷 2勝も実らず…男子 まさかの黒星発進

[ 2014年4月29日 05:30 ]

<日本・ギリシャ>水谷は2勝と健闘したが…

JA全農世界卓球団体戦

(4月28日 国立代々木第1体育館など)
 1次リーグが行われ、男子C組で世界ランク3位の日本は同16位のギリシャに2―3で敗れて黒星発進。水谷隼(24=DIOジャパン)が2勝を挙げたが、岸川聖也(26=ファースト)が2敗し、松平健太(23=ホリプロ)も敗れた。

 エース水谷の2勝も実らなかった。「1番で凄く緊張した。エースに起用されたので応えられるよう頑張った」。だが、初戦の緊張感から岸川、松平が勝利を挙げられず、まさかの黒星発進だ。 調子が良くない中でも冷静だった。第1試合は42歳のクレアンガとの接戦。欧州チャンピオンズリーグで今季2度対戦し2勝を挙げた相手に第1ゲームを奪われ「立て直そうと思った」と攻めから守りの戦術に切り替えた。第4試合のエース対決ではカットマンのギオニスに対しても緩急をつけて3―1で勝利。それでもエースは「相手のミス待ちで自分の納得のいくプレーではなかった。このままでは格上には勝てない。今大会は乗り切れない」と厳しかった。

 昨年夏からロシアリーグでプレー。欧州チャンピオンズリーグも経験した。「体が動かないと結果も出せない」とジュースやお菓子、禁酒を敢行し、67キロから63キロと4キロの減量に成功。2勝を挙げたが、チームとして敗れ「反省して話し合いながらやっていきたい」と訴えた。エースを中心にチームを立て直す。

 ▼倉嶋監督 ギリシャは予想通り強かった。劣勢になった時にチームとしてどう盛り返すかが課題となった。

 ▼松平 体は動いていたが、サーブレシーブが良くなかったことだけ悔いが残る。初戦が一番大事だと思っていた。1位通過へ後がないので、必死にやるだけ。

 ▼岸川 最初の試合は2―1でリードしていたのに、逆転されてもったいなかった。相手も強かったし、これが自分の実力だと思う。

続きを表示

2014年4月29日のニュース