桐生 右太腿裏異常で決勝棄権 予選で10秒10の好タイムも

[ 2014年4月29日 15:46 ]

男子100メートル決勝を棄権し、記者会見する桐生祥秀

 陸上の織田記念国際が29日、エディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートルで9秒台突入が期待された桐生祥秀(18=東洋大)は右太腿裏の異常で決勝を棄権した。

 桐生は予選1組で追い風2・0メートルの絶好のコンディションの中、10秒10の自己2番目の好タイムで1位。全体でも1位で決勝に駒を進めていた。「スタートは普通。結構いい感じで走れた。セカンドベストなんで」と予選を振り返り、「決勝は勝負したい。予選は流れが良くなかったので、決勝で自分のレースをして、それが結果につながれば。目標は自己ベスト」と気合を入れていたが、スタートラインに立つことはなかった。

 会見した桐生は「無理してシーズンを棒に振るのは怖かった」と大事を取ったことを強調。次戦は5月11日のセイコー・ゴールデングランプリ東京に出場するという。

 決勝は追い風0・7メートルの条件で、高瀬慧(25=富士通)が10秒13で優勝した。

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