【箱根駅伝】東洋大 2年ぶり往路優勝 服部 日体大新記録も及ばず

[ 2014年1月2日 13:43 ]

区間賞で往路優勝に貢献、ゴールに向かう東洋大5区の設楽啓太

第90回箱根駅伝往路

(1月2日)
 第90回箱根駅伝は2日、往路5区間(東京・大手町~神奈川・箱根町、108キロ)を23校が参加して行われ、優勝候補の一角、東洋大が2年ぶり5度目の往路優勝を果たした。

 東洋大は3区で双子の兄弟の弟、設楽悠太(4年)が駒大をとらえて首位に立つと、4区で駒大に差を詰められたものの、主将の設楽啓太(4年)が山登り初挑戦ながら5区を粘りの走りで駆け抜け、駒大を抑えて首位を保ったままゴールした。設楽兄弟はそろって区間賞を獲得した。

 タイムは5時間27分13秒で往路歴代2位の記録。2区で1位だった駒大は59秒差で2位だった。

 前年総合優勝の日体大は、昨年も5区で逆転Vに導いた服部(4年)が、首位と6分31秒差の7位からスタートし、昨年の区間賞を記録したタイムを上回り、順位を3つ上げて4位まで押し上げ、1時間19分日体大での5区新記録となるタイムも、首位との差は縮まらなかった及ばなかった。

 早大はエースの大迫(4年)が1区で失速し5位スタートとなったが、2区で高田(2年)が区間賞の走りを見せ、3位に上がると、そのまま粘りの走りで順位をキープ。東洋大との差は5分9秒。拓大は往路最高の6位に入った。予選会から勝ち上がった大東大、東海大、日大がシード権を狙える10位に入った。10位日大と11位法大の差は34秒。

 2区の9・7キロ付近では山梨学院大のオムワンバ(2年)が右足の疲労骨折のため走ることができなくなり無念の棄権。山学大にとっては18年ぶり2度目の悲劇となった。棄権のチーム出るのは2年連続。

 ▼往路順位
 1位東洋大 2位駒大 3位早大 4位日体大 5位青学大 6位拓大 7位明大 8位大東大 9位東海大 10位日大 11位法大 12位帝京大 13位中央学院大 14位東農大 15位神奈川大 16位上武大 17位中大 18位国学院大 19位順大 20位城西大 21位専大 22位国士舘大 棄権=山梨学院大
 

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