条治“エース道”集中 06年トリノはカップラーメンの日々

[ 2014年1月2日 15:32 ]

集中できる環境で王者を目指す加藤

 日本スピードスケートのエース加藤条治(28=日本電産サンキョー)はソチ五輪で初の五輪頂点を目指す。今季はW杯で1勝。「ここからが勝負」と引き締めた。28歳ながら先頭を走ってきた。「自分がダメだったら日本のスケート界がダメと思われるというのは一番きつかった」と苦悩を吐露することもあった。

 そんなエースに対し、男子短距離最年長の及川佑(32=大和ハウス工業)は「加藤と長島にプレッシャーを背負わせるのはいけない。4人で責任を分け合う」と負担軽減を約束。加藤が自身に集中できる環境が整いつつある。

 加藤は05年11月には世界記録をマークし、06年トリノ五輪では金メダル候補と騒がれたが、結果は6位。20歳のホープはショックから選手村の部屋を出ることができず、一人でカップラーメンをすすった。4年後の10年バンクーバーはチームメートの長島に続く銅メダル。あれから4年。三度目の正直となるか。

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2014年1月2日のニュース