明成2度目V 1メートル97、1年生エース八村が32得点

[ 2013年12月30日 05:30 ]

<福岡大大濠・明成>第2クオーター、シュートを放つ明成・八村

 バスケットボールの全国高校選抜優勝大会最終日は29日、東京体育館で行われ、男子決勝で明成(宮城)が福岡大大濠を92―78で退け、4大会ぶり2度目の優勝を果たした。前半は1年生エースの八村にボールを集めて49―38とリード。第3Q途中で1点差まで詰め寄られたが、両チーム最多の32点を挙げた八村らの活躍で引き離した。20大会ぶりの優勝を狙った福岡大大濠はゴール下で劣勢だった。3位決定戦は、全国高校総体優勝の京北(東京)が総体2位の藤枝明誠(静岡)を83―70で下した。

 規格外の1年生を軸に明成が創部9年で2度目の頂点に輝いた。身体能力が高い八村が大量32得点。1メートル97のセンターは「緊張はなかった。全てが楽しかった」と笑った。父親がアフリカのベナン出身で日本が3位となった秋のU―16アジア選手権で活躍。20年東京五輪とNBAを夢見る逸材は「バスケは楽しくやるもの」と言い切る。かつて仙台を2度の優勝に導いた佐藤監督は「彼が入ってから練習でも重い雰囲気がなくなった。素晴らしい影響を与えてくれた」と称えた。

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