カーママ白星発進!最終エンドきっちりイタリア撃破

[ 2013年12月12日 05:30 ]

イタリアに勝利し、喜ぶ(左から)北海道銀行の小笠原、船山、小野寺、苫米地

ソチ五輪世界最終予選第2日

(12月11日 ドイツ・フュッセン)
 10日に開幕し、11日が初戦となった女子日本代表の北海道銀行はイタリアと対戦し、7―5で白星スタートを切った。5―5で迎えた最終エンドに落ち着いて2点を決めた。男子の日本代表・SC軽井沢クは10日の初戦で韓国に3―9で敗れたが、11日のフランス戦は8―4と快勝し1勝1敗とした。

 カーママが世界舞台復帰1勝目を挙げた。日本はイタリアとの接戦をものにし、白星発進。5―5で迎えた最終エンドは有利な後攻。ハウスの端に石を置き、最後はスキップ小笠原が相手の石をはじき出し、2つの石をハウス内に残して2点を獲得し勝利。「この1勝は大きい。内容はどうであれ勝てて良かった」と胸をなで下ろした。

 初戦の緊張は隠せなかった。創部3年目の北海道銀行は初の日本代表。02年ソルトレークシティー、06年トリノ両五輪代表の小笠原、船山もトリノ以来の代表復帰とブランクがあった。滑る氷にミスが重なり序盤はリードを許す苦しい展開。第5エンドは大量得点のチャンスにも最終ショットを決められず、1点しか取れなかった。サード船山は「2点取れるところで1点しか取れなかった。取りこぼしがあったので、ショットの精度を上げたい」と反省点を挙げた。

 1次リーグ上位3チームがプレーオフに駒を進める。1敗が命取りになるだけに大きな1勝。元祖カー娘のカーママが負けられない戦いに挑む。

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2013年12月12日のニュース