大山加奈さん、涙　「魔女」河西さんに感謝と誓いの言葉

バレーボール界の関係者らを集めて開かれた中村（旧姓河西）昌枝さんをしのぶ会

　元女子バレーボール日本代表の大山加奈さん（２９）が９日深夜、自身のブログを更新。１９６４年東京五輪のバレーボール女子で金メダルを獲得した日本代表の主将で、１０月に８０歳で死去した中村（旧姓河西）昌枝さんへの思いをつづった。

　「しのぶ会」が同日、都内のホテルで開かれたが「最初に流れたＶＴＲでは１０年前に河西さんに優しく励ましてもらい、涙を流すシーンが使われていて、また河西さんの優しさを思い出し」涙を流したことを明かす。

　遺族からは「加奈ちゃんのことをいつも心配していたし、いつも応援していたよ」と言われ「いくら感謝しても足りません」と言う。その“大先輩”への恩返しは「河西さんが残してくださったものをしっかり受け継ぎ、後世に伝えていくこと」で「河西さんの足元にも及びませんがバレー界発展のためにこれからも精進していこう」と決意を新たにしている。

　「河西さん、本当に本当にありがとうございました」と最後に伝えたのは別れでなく感謝の言葉だった。