大貴 竹内に続いた3位 好調日の丸飛行隊に相乗効果

[ 2013年12月10日 05:30 ]

男子個人で3位に入り、笑顔の伊東

ノルディックスキー W杯ジャンプ男子個人第4戦

(12月8日 ノルウェー・リレハンメル=HS138メートル、K点123メートル)
 日の丸飛行隊が連日の表彰台だ。伊東大貴(27=雪印メグミルク)が1回目に132・5メートル、2回目は最長不倒となる138メートルを飛び、合計275・7点で3位。前日2位となった竹内択(26=北野建設)に負けじと今季初の表彰台に上がった。葛西紀明(41=土屋ホーム)は4位、竹内は8位で、3人がトップ10入りを果たした。セベリン・フロイント(25=ドイツ)が279・0点で昨年12月以来の通算5勝目を挙げた。

 低く飛び出し、素早く決まる空中姿勢で後半も伸びた。3位で迎えた2回目、伊東らしい飛行曲線で最長不倒の138メートルまで飛んでいった。

「得意なラージヒルだしホッとしている」。今季は1桁順位に入れていなかったが、13位だった前日の2回目に「今できる最高のジャンプ」の感覚があった。今季は操作性を求め板を2センチ短くし「まだ6、7割くらいの出来」だが、「結果が出たことが自信になる」と語った。

 チーム内の相乗効果もW杯通算4勝のエースの尻に火を付けた。「択(竹内)が引っ張ってくれてる」と年下の活躍が刺激になった。団体戦を含めた国別ポイントランクは2位。五輪に向け個人だけでなく団体戦への期待も膨らんできた。

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2013年12月10日のニュース