柔道グランドスラム東京大会　高藤強行出場！Ｖ締めだ

　柔道のグランドスラム東京大会は２９日、東京体育館で開幕する。２７日には東京都文京区の講道館で男女日本代表の調整合宿が公開された。

　今夏の世界選手権を制した男子６０キロ級の高藤直寿（２０＝東海大）は左肩のケガをおしての強行出場。「大学の先生には止められたけど、負けてこのまま年を越せねぇなと思った」と連覇への意気込みを示した。世界王者となって最初の試合だった１０月の全日本学生団体では、優勝の懸かった決勝の大将戦で痛恨の黒星を喫した。試合中には左肩を亜脱臼し、今大会への調整にも不安を残した。それでも男子代表の井上康生監督に「勝算はあるんだな？」と出場意思を確認されると「負けるケンカはしません」と豪語したという。国内ではもろさを見せるが、６連勝中と得意の国際大会で鬱憤（うっぷん）を晴らす。