ネッツ 連敗5で止める…大型補強の“優勝候補”苦難

[ 2013年11月28日 05:30 ]

競り合うラプターズのハンズブロウ(左)とネッツのガーネット

 昨オフに大型補強を敢行したNBAネッツは26日、敵地トロントでラプターズを102―100で下して4勝10敗。リーグ1位の総年俸、1億221万ドル(約104億円)を投資しながら苦戦が続く“優勝候補”は、土壇場で追い詰められながらも連敗を5で止めた。レイカーズはウィザーズに敗れて連勝は3でストップ。マジックは敵地アトランタでホークスを退け、昨季を含めて18試合ぶりにロードで白星を挙げた。

 ネッツは第4Q残り5分22秒で15点をリードも、残り23秒で1点差。だがラプターズのA・ジョンソンがノーマークの3点シュートを外し、リバウンドを拾ったノバクのシュートも入らず勝利が転がり込んだ。最後の場面でキッド新監督は両手で顔を覆って現実逃避?16得点のピアースも「負けて当然の試合だった」と笑顔はなかった。セルティクスからピアースやガーネットら大物を引き抜いて新チームを結成。年俸総額は王者ヒートより19億円も多い。ところが開幕直後から不振。故障者も続出で今後も苦難の道が続くだろう。

 ≪低迷するネッツ≫ネッツの今季平均得点は95・4でリーグ22位。失点は103・0で25位、得失点差(マイナス7・6)は27位と全て低迷している。

 ◆トレード ティンバーウルブスは11年ドラフト全体2番目に指名したフォワードのデリック・ウィリアムス(22)をキングスに放出。キ軍から守備のスペシャリスト、ルーク・リチャード・バームーテイ(27)を獲得した。

 ◆離脱 ウィザーズの得点リーダー、ガードのブラドリー・ビール(20)が右足を痛めて少なくとも2週間戦列を離脱。ビールは今季平均20・6得点をマーク。

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2013年11月28日のニュース