丸山大 頑張るアラフォー!4年ぶり美酒「うれしい」

[ 2013年10月28日 06:00 ]

優勝した丸山大輔は笑顔でカップをかかげる

男子ゴルフツアー ブリヂストン・オープン最終日

(10月27日 千葉県千葉市 袖ケ浦CC袖ケ浦C=7119ヤード、パー71)
 首位からスタートした丸山大輔(42=アイテック)が7バーディー、4ボギーの68で回り、通算10アンダーで09年パナソニック・オープン以来4年ぶりとなるツアー3勝目を飾った。史上初の大会3連覇を狙った谷口徹(45=フリー)は73と崩れ、通算5アンダーで7位。今大会は第3日が悪天候のため中止。54ホールに短縮されたため、賞金ランク加算額は規定により75%となる。
【最終成績】

 10年越しのリベンジを果たした。丸山大は「今季はシードを獲得できればと思っていた。本当にうれしい」と満面の笑み。初出場の03年大会は首位で最終日を迎えながら74を叩いて9位に終わっただけに逆転優勝の喜びは格別だった。

 好調なパットでスコアを伸ばし、8番から3連続バーディーで首位を奪うと後半は「調子が良くないから」とパー5以外1Wを封印する手堅い作戦で逃げ切った。18番パー5では1Wで打った第1打をバンカーに入れたが、無理に2オンを狙わずに8Iでフェアウエーにレイアップ。残り114ヤードの第3打をPWでピン横3メートルにつけると、これをしっかり沈めてバーディーで締めくくった。

 今季は前週まで1桁順位が一度もない不振。9月はフジサンケイクラシックから3週連続予選落ち。「もう予選通過できないんじゃないか」と恐怖心に駆られていた時、同世代の野仲茂に「我慢していればいいことがある」と声を掛けられた。「とても励みになった」と背中を押された。盟友のアドバイス通り耐えてつかんだ勝利だった。

 この勝利で、来季から2年のシードを手にした。「これで少し楽になったので、攻撃的なゴルフができる」。若手の活躍が目立つ男子ゴルフ界だが、アラフォーだって負けてはいない。

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2013年10月28日のニュース