貴親方新提案「高校生にも幕下付け出し資格を」

[ 2013年10月20日 06:00 ]

プロアマ交流相撲合宿「決戦大会」で個人戦で優勝した鳥取城北高コーチのイチンノロブ(左)と団体戦を連覇した鳥取城北高メンバー

 大相撲の貴乃花部屋など貴乃花グループと強豪高校が参加したプロアマ交流相撲合宿「決戦大会」が19日、宮崎県椎葉村(しいばそん)で行われた。貴乃花親方(元横綱、スポニチ本紙評論家)は、「この大会をもっと全国規模にして高校生の幕下付け出し資格を認定する大会にしたい」と新たなプロアマ交流プランを明かした。

 現在、幕下付け出し資格は国体や全日本選手権、学生選手権など大学生と社会人のみが認められている。その対象が高校生にまで広がれば、高校相撲部の活性化につながり、力士志願者の育成強化の可能性も膨らむ。埼玉栄の山田道紀監督も「とてもいい案。幕下でなくても三段目でもいいし、門戸を開放することは大切だと思います」と賛同した。

 2回目の開催となったプロアマ交流合宿は貴乃花、阿武松、大嶽、立浪、錣山の5部屋に鳥取城北、埼玉栄、熊本文徳の3校が参加。人数も約60人に増え、団体戦に加え個人戦も初開催された。貴乃花親方は「内容の濃い大会だった。高校生も若い力士も熱気のある相撲を取ってくれた。来年は10の部屋と10の高校を呼んでやりたい」とさらなる発展を見据えていた。

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2013年10月20日のニュース