真央 トリプルアクセル着氷!SP首位発進 GP開幕戦

[ 2013年10月20日 03:48 ]

高得点でSPを首位発進した浅田真央

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカは19日(日本時間20日)、米デトロイトで女子ショートプログラム(SP)が行われ、浅田真央(中京大)は最終10番滑走で73・18点の高得点ををマークして、首位に立った。2位は全米選手権2連覇中のアシュリー・ワグナー(米国)、3位は14歳のエレーナ・ラディオノワ(ロシア)がつけた。

 フリーは20日(同21日)に行われる。

 浅田は技術点38・85点、演技構成点34・33点の高得点、SPで70点台を記録したのは2月の四大陸選手権以来でシーズン開幕戦では初。滑走した10選手の中では、スケート技術、ステップ、表現力など全項目でトップに立ち会心のスタートを切った。演技はトリプルアクセルで着氷が乱れたものの、3回転フリップ、3回転+2回転の連続ジャンプにも成功、つなぎの演技やスピン、ステップでも高い評価を得た。

 18日の前日練習でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)や2連続3回転ジャンプに成功するなど仕上がりの良さをアピール。浅田は「五輪に近づくにはファイナル(12月・福岡)に出た方がいいが、そこまで気にせず試合で自分の力を出し切りたい」と意気込んでいた。

 5日にはチーム対抗戦のジャパン・オープン(フリーのみ)で135・16点の自己ベストをマーク、ラストシーズンとなる今季、集大成となるソチ五輪へ向けステップを重ねている。

◇女子SP順位◇
(1)浅田真央(日本)73・18
(2)アシュリー・ワグナー(米国)69・26
(3)エレーナ・ラディオノワ(ロシア)67・01
(4)バレンティナ・マルケイ(イタリア)59・25
(5)ビクトリア・ヘルゲション(スウェーデン)58・80
(6)エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)56・68
(7)マエ・ベレニス・メイテ(フランス)55・84
(8)サマンサ・シザリオ(米国)53・51
(9)エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)53・20
(10)キャロライン・ザン(米国)45・76

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