日本相撲協会に初の女性評議員誕生へ、元副文科相の池坊氏

[ 2013年10月20日 21:14 ]

 公益財団法人認定を申請中の日本相撲協会が、新法人で大きな権限を持つ評議員の候補に元文部科学副大臣の池坊保子氏(71)を選出する方向であることが20日、複数の協会関係者の話で分かった。近く選定委員会を開き、正式決定する見込みだ。新法人移行が認められれば、角界に初めて女性評議員が誕生することになる。

 理事の選任や解任といった重要事項を決める評議員会は7人で構成される。相撲協会外部から横綱審議委員会前委員長で元日本経済新聞社社長の鶴田卓彦氏ら3人、力士出身者から湊川親方=元小結大徹、松ケ根部屋=ら3人が新法人移行後に評議員になることが決まっている。

 相撲協会は9月に公益財団法人の認定を内閣府へ申請した。来年1月1日の新法人移行を目指している。協会関係者は「女性の評議員を迎えることで、より世間に開かれた組織づくりにつながる」と話した。

 池坊氏は昨年に政界を引退した。夫は華道家元・池坊の専永家元。

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2013年10月20日のニュース