力の衰え?フェデラー 10年ぶり全米OP4回戦敗退

[ 2013年9月4日 06:00 ]

ロブレド(左)に敗れたフェデラー

 テニスの全米オープン第8日は2日、ニューヨークで行われ、男子シングルス4回戦で元世界ランク1位の第7シード、ロジャー・フェデラー(32=スイス)が世界ランク22位のトミー・ロブレド(31=スペイン)に6―7、3―6、4―6で敗れ、8強入りを逃した。フェデラーの4回戦敗退は03年大会以来で10年ぶり。第2シードのラファエル・ナダル(27=スペイン)は8強入り。女子シングルス4回戦で第10シードのロベルタ・ビンチ(30)が同じイタリアのカミラ・ジョルジ(21)を6―4、6―2で下し、準々決勝に進出した。

 力の衰えは真実なのか。フェデラーはラリーで打ち負ける場面が目立ち、過去10戦負けなしだったロブレドにストレート負け。6月のウィンブルドン選手権に続いて4大大会の8強入りを逃し「この試合は本当に大きな失望」と話すしかなかった。

 第1セットから動きが鈍く、タイブレークの末に落として流れを手放した。第2セットでは3―4からの第8ゲームをラブゲームでブレークされ、第3セットでも3―3からの第7ゲームを1ポイントも奪えずに失った。

 得意な芝のウィンブルドンで2回戦負けを喫し、メディアからはフェデラー時代の終えんがささやかれた。「この3カ月はプレーの安定感がなく、難しい日々だった。自分に負けたような気分だ」と自信を喪失していた。4大大会最多17度の優勝を誇る32歳は、周囲のちょう落の噂にあらがえなかった。

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2013年9月4日のニュース