吉田 前人未到のV14へタックル練習 五輪存続も「信じている」

[ 2013年9月4日 18:07 ]

 レスリングの世界選手権(16~22日・ブダペスト)の女子代表が4日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を報道陣に公開した。五輪3連覇と合わせた14大会連続世界一に挑む55キロ級の吉田沙保里(ALSOK)は8日に2020年五輪でレスリングが存続するかどうか決まるだけに「いい方向に向かっていると思う。残ると信じている」と思いを口にした。

 吉田は10日ほど前に体調を崩したが、順調に回復しているという。重い階級の選手とスパーリングをこなし「(武器の)タックルに入る前の動きがばれないように練習したい」と前人未到の記録更新へテーマを掲げた。

 63キロ級で五輪3連覇の伊調馨(ALSOK)は、五輪は「子どもたちの夢」だとして存続を願い、8度目の世界女王に向け「一つでも多くやっていることを出せればうれしい」と話した。48キロ級で昨年準優勝の登坂絵莉(至学館大)は「優勝したい気持ちが強い。最後まで攻め続ける」と誓った。

 合宿は全7階級の選手が参加し、9日まで行われる。

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2013年9月4日のニュース