ソチ五輪へ、加藤、長島らが氷上で本格始動

[ 2013年7月23日 16:39 ]

滑走する長島圭一郎(右)と、スケート靴を調整する加藤条治

 ソチ冬季五輪を目指すスピードスケートの有力選手を集めた合宿が23日、北海道帯広市の明治北海道十勝オーバルで始まり、金メダルを狙う男子短距離の加藤条治、長島圭一郎(ともに日本電産サンキョー)らが10月のシーズン開幕に向けて本格的な氷上での練習を開始した。

 両選手とも春からショートトラックの練習は行ってきたが、ロングトラックは今季初めて。加藤はスケート靴の調整を入念に繰り返しながら、全力ではないものの何度かスピードを上げて滑り「楽しかったからスピードも出してみた。いい感触で滑り出せた」と晴れやかな表情だった。

 昨季不調だった長島も笑顔を浮かべながら気持ちよさそうに滑走し「去年より氷に力を伝えられている感じで、感覚は良かった」と復調への手応えを口にした。

 女子中長距離の穂積雅子、田畑真紀(ともにダイチ)や高木美帆(日体大)も参加している合宿は8月9日まで行われる。石幡忠雄強化部長は「全員がメダルを狙う気持ちで五輪に向かってほしい」と話した。

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