白鵬 V回数超え、元朝青龍を「あの男」呼ばわり!

[ 2013年7月23日 06:00 ]

会見で笑顔を見せる白鵬

 大相撲名古屋場所で3場所連続の優勝を飾った横綱・白鵬(28=宮城野部屋)が千秋楽から一夜明けた22日、名古屋市内で会見した。優勝回数は外国人最多で史上3位の26に到達。モンゴルの先輩・朝青龍の25を抜いたこともあり、会見では元朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(32)を「あの男」呼ばわりするなど、上機嫌だった。また綱獲りが振り出しに戻った大関・稀勢の里(27=鳴戸部屋)にはエールを送って、巻き返しをうながした。

 13日目の優勝決定後にまさかの2連敗。いつもなら締まらない一夜明け会見も、白鵬の言葉で一転して和やかなものになった。

 「“あの男”を超えられてよかった。これで、もう文句言わないだろうな。こういう気分で、しばらく、威張っていたい。ハッハッハ!」。優勝回数で朝青龍超えを果たした白鵬はまだ前夜の酒が残っているかのように高笑いした。

 「あの男」は、もちろん元横綱・朝青龍ことドルゴルスレン・ダグワドルジ氏。夏場所で優勝回数が25で並んだときには、「あの男」から「やっと優勝回数では追いついたみたいですけど、偉大なる私に追いついたと思うのは100年早いぞ!」と本紙を通してメッセージが届いた。それに対しモンゴル最強を実証した白鵬は自信満々に返したのだ。

 朝青龍は01年に入門したときは目標の人だった。それが倒すべき相手となり、07年に横綱に昇進するとライバル関係になった。ダメ押しが原因で土俵上で長時間にらみ合ったこともあった。10年2月に朝青龍が引退したときにはさまざまな思いが交錯し、白鵬は号泣。そのライバルには「大相撲のモンゴル人横綱第1号」という永遠に破られない称号があり、母国の英雄だ。だからこそ、優勝回数だけは絶対に超えなければならなかった。

 白鵬はこの日午後、成田空港発の航空機でモンゴルへ一時帰国した。母国では野球教室やモンゴル相撲大会の観戦はするつもりで心身共にリフレッシュするという。

 名実ともに「モンゴル最強」となり、2人の間の「ねじれ」も解消した。その先にあるのは大鵬の32回優勝という不滅の記録。それを問われる時だけは「(それが)目の前にやってきた気がします」と、真剣な表情で決意表明した。

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