ミケルソン 逆転で初Vに「生涯最高のラウンド」

[ 2013年7月23日 06:00 ]

USPGAツアー第142回全英オープン最終日

(7月21日 英国ガレーン ミュアフィールド=7192ヤード、パー71)
 9位から出たフィル・ミケルソン(43=米国)が6バーディー、1ボギーの66をマーク。5打差を逆転して優勝。メジャー通算5勝目を挙げ、栄光のクラレット・ジャグを初めてつかんだ。

 大歓声に迎えられた18番グリーン。約5メートルのバーディーパットを沈めると、勝利を確信したミケルソンは両腕を突き上げた。「生涯最高のラウンド。リンクスでこんなにうまくプレーできるなんて思わなかった」。上位選手がスコアを崩す中、バーディーを積み重ねて栄冠をつかんだ。

 通算1オーバーで迎えた13番で、3メートルのバーディーチャンス。「リードされているのは分かっていた」。勝負のパットを決めると、ここから4バーディーを奪った。6月の全米オープンで同大会通算6度目の2位に終わった屈辱を「踏み台にして努力した」と向上心は衰えない。実に出場20度目で全英を初制覇、勝っていないメジャーは全米オープンのみとなった。「過去5人しかいない4大大会制覇を成し遂げれば、完全に偉大な選手となる」と偉業達成を視野に入れた。

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2013年7月23日のニュース