男子は昨年2位の比嘉が首位 女子は永峰が連覇へ好発進

[ 2013年3月28日 06:00 ]

高校女子の部初日トップに立った永峰咲希

平成24年度(第33回)全国高等学校ゴルフ選手権春季大会・全国中学校ゴルフ選手権春季大会第1日

(3月27日 滋賀県大津市 瀬田ゴルフコース)
 高校男子は昨年2位の比嘉一貴(沖縄・本部2年)が68で首位発進。高校女子は昨年の覇者・永峰咲希(宮崎・宮崎日大2年)が70で回り、1打差で堀琴音(兵庫・滝川二2年)と佐野愛(京都・京都学園2年)が追っている。中学男子は70の岡崎錬(岐阜・美濃加茂西2年)、中学女子は72の勝みなみ(鹿児島・長田2年)がそれぞれトップに立った。

 <高校男子・「成長してない」18番ミスに反省>今年も「魔の18番」に泣いた。首位発進とはいえ、比嘉の表情は浮かなかった。「最後のインパクトが強すぎて。前の17ホールの内容、全部忘れてしまいました」。ここまで6アンダーとスコアを伸ばしながら、ティーショットを左へ曲げたのが響いてダブルボギー。1年前も最終日の18番で同じミスをして2位に終わっており、「成長してませんね」と頭をかいた。残り2日。「18番でつまずいて流れを切らないように」とポイントを挙げた。

 <高校女子・堀と名勝負再び>名勝負数え歌は今年も健在だ。2連覇を目指す永峰=写真=が70で首位発進すれば、昨年1打差の2位に終わった堀も1ストローク差でピタリ追走する緊迫の展開。永峰が「堀さんは常に上位にいる選手なので怖い存在」と意識する一方、堀は「気持ちが入りすぎて空回りしないようにしたい」と無心を強調する。優勝者には、女子ツアーのニチレイ・レディース(6月)の出場権が与えられる。永峰か、堀か、第3の女が猛追を見せるのか。手に汗握る最終日になる。

 <中学男子・岡崎「内容良い」>2年生の岡崎が初日に飛び出した。5バーディー、3ボギーで2位に1打差をつけてトップ。「後半、内容が良くなった。パープレーを目標にしていたので、アンダーパーはうれしい」と、あどけない顔をほころばせた。2時間の練習を日課とし、同伴者から得たアドバイスを必ず練習で実践する努力家。「あすも一打一打集中してやっていきたい」と力を込めた。

 <中学女子・勝母の教え体現>機は熟した。昨年2位の勝がイーブンパーで回り、初日首位に立った。先週の女子ツアー、Tポイント・レディースでローアマに輝いた実力者。大会前、母・久美さんから「スコアに関係なく、自分のゴルフをしてきなさい」と声を掛けられ、それをグリーンで体現した。雨天が予想される28日の最終ラウンド。「グリーンが軟らかくなるので、そのあたりを頭に入れて回りたい」と優勝を視野に入れていた。

続きを表示

2013年3月28日のニュース