“米国女子柔道の母”福田敬子さんが死去 女性初の講道館9段

[ 2013年2月11日 20:34 ]

 日本の柔道で女性初の講道館9段となり、米国柔道連盟から最高位の10段を認められた福田敬子(ふくだ・けいこ)さんが9日に米サンフランシスコ市内の自宅で死去したことが分かった。99歳。東京都出身。死因は不明。葬儀・告別式は、サンフランシスコの寺とホテルで行う予定。

 1913年4月生まれ。柔術家の祖父が、柔道の父といわれる嘉納治五郎を教えていた縁で21歳の時に講道館女子部入り。64年東京五輪では「柔の形」を披露した。66年、指導普及のために訪れたサンフランシスコに移住した。「桑港女子柔道クラブ」を設立し「米国女子柔道の母」と呼ばれた。(共同)

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2013年2月11日のニュース