伊達組敗れ8強ならず それでも「120%以上と言ってもいい」

[ 2013年1月22日 06:00 ]

女子ダブルス3回戦 ネットに出るクルム伊達

全豪オープンテニス第8日

(1月21日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 42歳の4大大会初戦が幕を閉じた。女子ダブルス3回戦で、クルム伊達公子(42=エステティックTBC)とアランチャ・パラサントンハ(スペイン)組は6―3、3―6、6―7でバルバラ・レプチェンコ(米国)鄭賽賽(中国)組に逆転で敗れ、ベスト8入りはならなかった。セットカウント1―1の第3セットは0―3からタイブレークに持ち込んだが、及ばなかった。

 最後は真っ青なコート上で抱き合って健闘を称え合った。伊達は初めてペアを組むパラサントンハと善戦したが、最終セットでタイブレークの末に惜敗。「42歳で満足しなかったらおかしい。120%以上と言ってもいいんじゃないかな」と爽やかな表情を見せた。

 第1セットを奪って先行し、最終セットも0―3から追いつく粘りを見せた。2時間31分の激闘を演じた42歳は「最後は運を引き寄せられなかった」と悔しさものぞかせた。

 右アキレス腱の痛みと戦いながらも4大大会では初の単複ともに3回戦進出、シングルスでは68年のオープン化以降で全豪女子の最年長勝利もマークした。2月には国別対抗戦のフェド杯のワールドグループ1回戦、ロシア戦を控える。「チーム力でミラクルを起こしたい。他の3人の若さと1人突き抜けたアンバランスさで挑むしかない」と力をこめた。

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2013年1月22日のニュース