高木美帆 バンクーバーの屈辱を胸に…2度目の大舞台へ

[ 2013年1月2日 06:00 ]

2度目の五輪を目指す高木美帆

来年2月7日開幕 ソチ五輪

 スピードスケート女子の期待の星、高木は2度目の大舞台に挑む。バンクーバー五輪の代表選考会で、すい星のごとく現れ、中学3年でスピードスケート史上最年少の代表入りを果たしたシンデレラ。昨年3月の世界ジュニア選手権では初めて総合優勝し、12月の全日本選手権でも2位に入るなど、短距離から長距離までこなすオールラウンダーとして成長を続ける。

 バンクーバーには苦い思い出が残っている。1000メートルで最下位の35位、1500メートルでも23位止まり。日本が銀メダルを獲得した団体追い抜きでは出番がなかった。「自分の中ではメダリストにならなくてよかった。この思いがソチにつながる」。あの悔しさはずっと胸に刻まれている。

 ジュニアや国内では結果を積み上げてきており、あと1年でどこまで五輪のメダルが狙える位置まで近づくことができるか。「世界でもうひと段階上のレベルで戦えるようにしたい」。4月からは日体大に進学し、新たな環境でソチ五輪に備える。

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2013年1月2日のニュース