し烈なシード権争い 逃げ切りたい山学大 神大、法大は久々の獲得目指す

[ 2013年1月2日 06:00 ]

 手に入れると入れないでは天国と地獄の差ほどある「シード権」。次回出場の権利を獲得するには、総合10位以内に入らなければならない。

 東洋大の2強に、早大、青学大、明大に上位候補、追う日体大、中大はアクシデントでもない限り、シード確保の可能性は高く、学連選抜を含め限られた指定席をめぐる争いは優勝争い以上に熱く激しい。

 前回6位の城西大、同9位の山梨学院大は往路勝負の布陣を敷いた。ここで貯金を作り、それを使い切らずに粘りのレースが展開できるかどうかが運命を左右しそうだ。

 前回5年ぶりのシード権を7位で勝ち取った順天堂大は、出雲駅伝で一時トップに立つなど、能力の高さを示した。過去11度の優勝を誇る名門の復活を印象付けるためにも2年連続シード権獲得はキープしたい。

 2年連続10位の国学院大は今年こそハラハラせずにシードを確定し、大学記録をさらに更新する4年連続出場を決めたい。

 予選会から出場の大学にとっては、何が何でも欲しい権利だ。獲れれば8年ぶりとなる神奈川大、7年ぶりとなる法大、5年ぶりの帝京大は長いトンネルからの脱出を図る。

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2013年1月2日のニュース