日馬富士まだ慣れない？横綱特別待遇に「全てが違う」

綱を締めた姿で初めてツーショットで並ぶ日馬富士（左）と白鵬

秋巡業初日

　大相撲の秋巡業初日が６日、長野市のビッグハットで行われ、秋場所後に第７０代の横綱に昇進した日馬富士（２８＝伊勢ケ浜部屋）が緊張感たっぷりの新横綱巡業デビューを迎えた。

　朝稽古前には関取衆が自らの前に列をつくって一人一人から丁寧にあいさつされ「こっちが“こんにちは”と言ってしまったよ…」と恐縮気味。白鵬とともに横綱専用の支度部屋が用意されたことにも「風呂場もあるし、何でもある。全てが今までと違います」と特別待遇に慣れていない様子だった。だが「一つ一つの動き、筋肉を感じながらやりました」と振り返った朝稽古では平幕の若荒雄を相手に７勝３敗といまひとつの内容。取組でも先輩横綱の白鵬に上手投げで敗れるなど前途多難？な一日となった。