田中兄弟平行棒でメダル逃す 和仁4位、佑典8位

[ 2012年8月8日 06:00 ]

兄弟で種目別決勝に出場した田中和仁(左)は演技を終えて弟の田中佑典(右)とタッチをかわす

ロンドン五輪体操

 種目別決勝の平行棒が行われ、田中和仁(27=徳洲会)は15・500点で4位、田中佑典(22=コナミ)は15・100点で8位でメダル獲得はならなかった。

 和仁にとっては09年、同じロンドンで開催された世界選手権で銅メダルを獲得した得意の種目。序盤のひねり技でばたつき、3位とは0・066点差。それでも「やることはやりました」と胸を張った。一方、倒立技でバランスを崩した佑典は「悔しい。なかなかスッキリ終われる試合がない」と話したが、「夢の舞台で演技できて気持ち良かった」と笑みも浮かべた。

 女子の主将を務めた理恵を含めた、田中3きょうだいの夢舞台は幕を閉じた。「3人で五輪に出られていい体験ができた。この期間、楽しかった」と和仁。最初で最後の五輪だった理恵はメダルには届かなかったが、兄弟は団体で銀メダルを獲得した。一つの夢が終わり、3人はまた次の夢へ歩んでいく。

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2012年8月8日のニュース