高校男子は栄徳が首位発進 主将安富「最高」

[ 2012年8月8日 06:00 ]

初日首位発進の栄徳団体戦メンバー(左から)岩渕隆作、白石大和、佐藤祐希、安富慎、大沢和也

平成24年度全国高等学校ゴルフ選手権大会第33回団体の部 全国中学校ゴルフ選手権大会

(8月7日 三重県津市 高校=白山ヴィレッジゴルフコース)
 4人中3人のスコアで争われ、高校男子は初優勝を目指す栄徳(愛知)が213で首位。同女子は連覇が懸かる埼玉栄(埼玉)が2位に4打差をつけ単独トップ。中学男子は沖学園、同女子は杉並学院が首位に立った。いずれも8日に最終ラウンドが行われる。

 栄徳の主将の安富が「最高」と会心の笑顔を見せた。中部予選の個人戦でワンツーフィニッシュを決めた岩渕と白石の1年生コンビに加え安富も71をマーク。「ウチは全国で結果が出ていないので今年は結果を出したい」と意気込むキャプテンを中心に、自慢の団結力で初の栄冠を目指す。

 ≪高校女子は埼玉栄連覇へ前進≫連覇に向けて視界良好だ。埼玉栄は昨年の優勝メンバー、江沢と保坂がそれぞれ70、71とアンダーパーを出せば、1年生の佐藤が「きょうはフェアウエーを外したのは1度だけ」という1Wを武器に68。5日に痛めた左手首はまだテーピングを巻いた状態だが「最終日はベストスコアを目指す」と力強く宣言。女子6校目の快挙に照準を合わせた。

 ≪中学男子は沖学園好発進≫昨年覇者の沖学園が好スタートを切った。2年生の篠原仕が「初めてのアンダーパー」と言う71をマークするなど、4人全員が70台にまとめて首位発進。炎天下での徹底した熱中症対策が奏功した。2位の甲南とはわずか1打差の状況に「差はないと思っている」と大輪主将。通算11度目の優勝を見据える王者に油断はない。

 ≪中学女子は杉並学院首位≫初優勝を狙う杉並学院が2位の長嶺に2打差をつけて首位に立った。原動力はともに76の好スコアで回った古家、広田の1年生コンビ。石井主将も「頼もしい後輩たちです」と信頼を置く。スーパールーキーを上級生が支えるバランスの取れたチームワークで、きょう8日の最終日に臨む。

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