大相撲名古屋場所 3年ぶりの初日満員御礼

[ 2012年7月8日 20:45 ]

 2010年は野球賭博問題、昨年は八百長問題で集客に影響を受けた大相撲名古屋場所は8日、初日では3年ぶりに満員御礼の垂れ幕が下がった。愛知県体育館の定員は7500人で、大入りの基準となる90%をわずかに上回る6800人が来場した。

 今回からファンサービスの一環で、横綱白鵬ら十両以上の関取は観客と同じ正面側の入り口から入場し、盛んに拍手や声援を浴びた。6大関がそろって白星を挙げ、白鵬―豊ノ島の結びの一番が取り直しになるなど白熱した相撲も続いた。千賀ノ浦担当部長(元関脇舛田山)は「いい相撲が続けば、お客さんも来てくれる」と喜色満面。「8勝7敗」と8度の満員御礼を目標に掲げた。

 相撲協会広報部に記録がそろう1985年以降、名古屋場所初日に大入りが出なかったのは10年が初めて。同年の満員御礼は4度、昨年は千秋楽の1度だけだった。

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2012年7月8日のニュース