小袋“最後の日本アマ”で初V「最後は意地とプライド」

[ 2012年7月8日 06:00 ]

日本アマチュア選手権で初優勝し、トロフィーを手に笑顔の小袋秀人

日本アマチュアゴルフ選手権最終日

(7月7日 奈良県奈良市 奈良国際ゴルフ倶楽部=7077ヤード、パー72)
 36ホールのマッチプレーによる決勝が行われ、小袋秀人(21)が最年少優勝を狙った比嘉一貴(17=沖縄・本部高2年)を2アップで破り、初優勝した。プロ転向を目指して、今年4月に日大を中退。石川、松山世代のホープが“最後の日本アマ”でタイトルを手にした。

 疲労から互いに精度を欠き、ボギーを叩いた方がホールを失うという我慢比べ。それを制した小袋は「最後は意地とプライド」と胸を張った。25ホール目は4パット、28ホール目は3パットで失って並ばれたが、右手で左肩を押さえる素振りで修正。31ホール目で抜け出すと、最終ホールもきっちりパーをセーブした。今年中のプロ転向を目指し、4月に日大を中退。最後の日本アマだっただけに、キャディーを務めた父・和浩さん(49)と喜びを分かち合った。同学年の石川、松山に対し「これでちょっとは近づけたと思う」と頬を緩めた。

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2012年7月8日のニュース