19歳・岸彩乃が五輪代表決定「一つ壁を越えた」

[ 2012年1月15日 18:02 ]

 トランポリン女子個人の岸彩乃(19)=金沢学院大ク=が15日、ロンドン五輪代表に決まった。ロンドンでの五輪最終予選の結果を踏まえ、国際体操連盟が14日に発表した五輪出場枠獲得の国・地域で日本が1枠を獲得。15日に帰国した日本トランポリン協会の山本宜史強化本部長が「出場枠確保に貢献した岸が代表になる」と明言した。

 石川県出身の岸は初の五輪代表。日本女子はトランポリンが採用された2000年シドニー五輪から4大会連続の出場となる。岸は「女子の歴史をつなぎ、五輪に行きたかったので本当に良かった。一つ壁を越えることができた」と笑顔で話した。

 日本協会は最終予選で出場枠を獲得した選手を五輪代表に決定すると定めており、10位の岸が日本勢で最上位だった。

 ▽岸彩乃の話 女子の歴史をつなぎ、五輪に行きたかったので本当に良かった。出場枠を獲得できたか半信半疑だったので、ひと安心。本番では(上位8人の)決勝進出を狙いたい。

 ◇岸 彩乃(きし・あやの)09年と11年世界選手権代表。父の一盛さんは体操の元トップ選手。石川・北陸大谷高出、金沢学院大ク。154センチ、46キロ。19歳。石川県出身。

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2012年1月15日のニュース