48キロ級・福見が初V!女子は4階級全制覇

[ 2012年1月15日 06:00 ]

女子48キロ級で優勝した福見友子。左は2位の浅見八瑠奈

柔道マスターズ大会第1日

(1月14日 カザフスタン・アルマトイ)
 女子は4階級全てを制した。48キロ級の福見友子(了徳寺学園職)は世界選手権2連覇の浅見八瑠奈(コマツ)に優勢勝ちして初優勝。52キロ級は西田優香(了徳寺学園職)が昨年の世界選手権を制した中村美里(三井住友海上)に延長の末に一本勝ちして初制覇。57キロ級は松本薫(フォーリーフジャパン)、63キロ級は上野順恵(三井住友海上)が制した。 男子は1階級も優勝できず、73キロ級で昨年の世界選手権覇者、中矢力(東海大)は決勝で北京五輪銀メダルの王己春(ワンキチュン)(韓国)に旗判定で敗れた。66キロ級の海老沼匡(明大)と森下純平(筑波大)、60キロ級の平岡拓晃(了徳寺学園職)は3位だった。

 福見が踏ん張った。一昨年の世界選手権から3連敗している浅見を撃破。遠のいていた五輪への望みをつなぎ「勝たなきゃ始まらない。背水の陣だった暗闇の中で少し光が差したかなと思う」と言葉をかみしめた。 決勝では浅見の足技を警戒し、投げ技にも対応。攻める姿勢でも上回り、中盤には相手に指導2つが与えられた。組み手争いも制して逃げ切った。地道な稽古を続けた末に3歳年下のライバルを破り「自分のやってきたことは間違いなかった」と手応えをつかんでいた。

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2012年1月15日のニュース